知人宅で機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ月鋼(漫画 寺馬ヒロスケ×団伍・シナリオ 鴨志田一)を読みふけったが、第7話のリアクティブアーマーの説明に矛盾を感じた。作者はリアクティブアーマー(爆発反応装甲)やパンツァーファウスト(PF)を正しく理解してないのでは思われます。
問題の場面は主人公ガンダムが敵のハンマー攻撃を避けられないと判断し手持ちのPFの弾頭部を敵のハンマーと自機の間に入れPFの爆発で敵のハンマーを吹き飛ばしたシーン、説明ではナノラミネートアーマーは質量兵器でしかダメージを受けないので弾頭の爆発で敵のハンマー攻撃を相殺し爆風はナノラミネートアーマーで防いだと語っていましたが複数の問題点があります。
1つ目は現実世界のリアクティブアーマーは装甲を侵食する化学エネルギー弾用に開発された物で質量を利用した運動エネルギー弾に効果は期待できませんのでハンマーにも効果はありません。2つ目にPFは爆弾とは違い爆散するのでは無く弾頭内部で火薬が高速燃焼し発生した高温高速ガスを先端に集中させて装甲に穴を開ける兵器なので火薬の種類が違いますし側面からハンマーで叩いても先端の弱い方向に向かってガスが噴き出すだけです。以上2点から説得力が無いと感じました。
購入してないのに愚痴るのも良く無いと思うのでアマゾンの広告出しておきます。
リアルロボットやSFは科学的に読むとさらに面白い。