PHPの実行にはPHPの動作しているWebサーバーが必要です。
本格的なWebサーバーを立ち上げるとなると高度な知識や時間が必要となりますが、テスト用の簡易PHP環境ならXAMPPやMAMPという無料ソフトを使うと数ステップの手順で環境構築できるようなのでググってみてください。
有料で良いのであればPHPの使えるWebサーバーを借りるのが一番簡単です。(ただしサーバーに負荷を与えないようサーバーの契約内容を守らなければなりません)
WebサイトでPHPを使うには最低でもHTMLの基礎知識は必要です。ここではHTMLの基礎知識があるものとして話を進めます。
phpはhtmlの途中(*)に書いたり、html全部をphpで書く事ができます。(*注意:一部のphpはhtmlタグより前に記述しなければ動作しない物もあります)
前者はHTML中の処理が必要な場所に開始タグ <?php
を記述してプログラムの開始を宣言してからプログラムを書き、書き終わったら終了タグ ?>
でプログラムを終わらせます。1つのHTML中に何度も使えます。
後者のHTMLの先端から終了まで全てPHPで記述する場合は終了タグを付けないよう気を付けてください、終了タグの後にある改行などが出力に影響を及ぼす事があります。
1つの命令文(式)の最後には半角のセミコロンが必要です。
拡張子は通常.phpを使います。サーバーの設定によっては.htmlが使える事もあります。
使用例
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>タイトル</title> </head> <body> <?php echo '<h1>Hello World</h1>'; ?> <p>こんにちは世界</p> <?php $x=1; $y=$x+2; echo '<p>計算結果='.$y.'</p>'; ?> </body> </html>
出力イメージ
こんにちは世界
計算結果=3
上記サンプルでPHPが使われている場所は下記の2つです。
<?php echo '<h1>Hello World</h1>'; ?>
<h1>Hello World</h1>
と出力しています。
<?php $x=1; $y=$x+2; echo '<p>計算結果='.$y.'</p>'; ?>
$xに1を代入して、$x+2の結果を$yに代入、その結果を出力しています。
PHPでは3つの方法でプログラム中に処理に影響しない文書を書き込む事ができます。 後で見てもわかりやすいようプログラムの内容や注意など書いたり、デバック時にプログラムの一部を無効化する時など使います。
<?php echo '<p>Hello World</p>'; # (1)一行コメント echo '<p>Hello World</p>'; /* (2)複数行 のコメント を書けます */ echo '<p>Hello World</p>'; // (3)一行コメント ?>