PowerShotS90で打ち上げ花火撮影してみた(失敗例)


近所で花火大会があったのでデジカメで撮影してみました。
デジカメに限らずカメラの花火撮影はかなり難しく、絞り・露出時間・ISO感度など色々な設定を微調整しないと綺麗に撮影できません。

今回は失敗例の覚書です。三脚を使ってないので手ぶれしてますし、正直な所コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)では花火は綺麗な撮影は無理
(花火モードでも見れる程度で綺麗とは言えません。)


撮影に使用した機材は CanonのPowerShotS90 (PSS90)
一眼レフにはかないませんがそこそこ設定変更が出来る機種です。

1.初めに撮影した写真

オート撮影(絞りF4.9、露出時間1/8秒、ISO感度1600)
オートだと手振れを押さえるためISO感度が高くなり露出時間も短くなります。
・ISO感度が高くなると夜空が灰色っぽくなりノイズが発生します。
・露出時間が短いため花火の光のスジが伸びず光の点になっています。

2.ISO感度・露出時間・ISO感度を調整

絞りF8、露出時間3.2秒、ISO感度80
空を黒色にするためISO感度と絞りを限界値に変更。
露出時間3.2秒だと小さい花火だと作例のように打ち上げから花火が広がるまでなんとか撮影できそうだが、大きな花火が来ると厳しい。

3.少し撮影時間を長くしてみた。

絞りF8、露出時間4秒、ISO感度80
(三脚無しの4秒の露出は手ぶれがよくわかる。)
けっこう良い感じになったが、なんとなく露出オーバー(白とび)ぎみ。
と言っても絞りも感度も限界なので調整不可能。
光量を調整するNDレンズフィルターが必要かも(PowerShotS90にはつけれないけど)


感想

結果から、コンデジでは花火は綺麗に撮影出来ないので。一眼レフカメラが必要です。
下記は一眼レフカメラを買った時の覚書(たぶん買わないと思うが)

1.シャッター速度、
花火の大きさやどのようなシーンを撮影したいかで決まります。
例えば大きめの花火を打ち上げ時の閃光から火の粉の散る最後まですべてを入れる場合は10秒ほど、爆発の瞬間から火の粉が散るまでなら5秒ほどです。
一眼レフなどのバルブ(シャッターボタンを押してる間は撮影する機能)があるなら簡単ですがコンデジにはついてないので3秒から5秒が目安。
PowerShotS90では3.2秒か4秒(これ以上は花火が露出オーバーになる)

2.ISO感度
100を目安に、シャッター速度や明るさなどで上下させる。
※先に絞りを調節し、絞りを何段も動かす時や限界の時に調節します。
PowerShotS90では限界の80にセット(これ以上は花火が露出オーバーになる)

3.絞り
花火の距離やシャッター速度により変更してください。F8からF10前後が目安?
一般出来なコンジデではF5程度しか選択できないので露出補正で-1EVから-2EVしてください。
・花火の距離が近い(明るい)場合は絞りを閉じます。(F11側にする)
・花火の距離が遠い(暗い)場合は絞りを閉じます。(F8側にする)
・シャッター速度が長い(明るい)場合は絞りを閉じます。(F11側にする)
・シャッター速度が短い(暗い)場合は絞りを閉じます。(F8側にする)
絞りを高めに設定すれば被写界深度(ピントの合う範囲)が深く(広く)なります。
PowerShotS90では限界のF8にセット(これ以上は花火が露出オーバーになる)

4.その他
・三脚は必須
・フォーカスはマニュアルで無限大

こんな感じ?

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