6月1日から開始した、市販の赤色蛍光ペンを透明なビニールに塗ってサニーレタスを水耕栽培する「なんちゃってピンク農法」の実験が30日経過したので途中経過を報告します。
実験概要
この実験は、光変換ピンク農法が市販の蛍光ペンでもできるのか実験しています。
実験の詳しい概要や経緯などは以前の記事御覧ください。
・6月1日の実験開始(コチラ)
・20日目の途中経過は6月20日の記事(コチラ)
注意
前回(6/20)の記事にも書きましたが、この実験では「赤色蛍光ペンでピンクに塗ったビニール」と「塗らなかったビニール」とを比較していますが、実際の家庭菜園で育てる場合に理由も無くビニールをかぶせる事はしないので、本来なら「何もかぶせない物」と比較すべきでした。
そのため、前回記事を投稿後に別で栽培していた同程度のサニーレタスをピックアップし「ビニールをかべせない物」として実験に追加しています。ただし20日間は別環境で育てたため比較用としてはふさわしく無いため参考用です。
途中経過:30日目
左の2本が成長の速いペア(「L透明」と「Lピンク」と命名)、中央の2本が成長の遅いペア(「S透明」「Sピンク」と命名)、右の2本が「ビニールをかぶせない用」として6月20日から実験に追加した(「L無し」「S無し」と命名)
葉の大きさは
L透明=8cm (前回が4.5cmなので3.5cmアップ)
Lピンク=11cm (前回が5cmなので6cmアップ)
S透明=8.5cm (前回が4.2cmなので4.3cmアップ)
Sピンク=10cm (前回が4.5cmなので5.5cmアップ)
参考用にビニールをかぶせず育てたのは
L無し=9.5cm (実験参加時は4.5cmなので5cmアップ)
S無し=7.5cm (実験参加時は4cmなので3.5cmアップ)
感想
この10日間の成長では、L側はピンクビニールが6cmアップで、ビニール無しと1cm差・透明ビニールとではなんと2.5cm差になりました。
S側ではピンクビニールが5.5cmアップで、透明ビニールと1.2cm差、(ビニール無しは成長が悪いようなので比較対象から外した方がよさそう)
その他、L側の透明ビニールとビニール無しを比べると、透明ビニールだけでも成長速度に悪影響が出ている感じです。なのでピンク色の塗るビニールはできるだけ透明度の高いフィルムを使った方が良いと思われます。
6月20日の時点で微妙な差がこの10日で大きな差が出てきたので、ピンク色の蛍光ペンでのピンク農法も効果はありそうです。(サンプルが2組だけなので個体差の可能性もあります)
さて最終的にどこまで差が出るのか楽しみです。