先日購入したソニーのデジカメ「DSC-RX100」、正月に室内撮影で少し使っただけで屋外で本格的に使ってませんので簡単な感想です。
*商品名=Cybershot「DSC-RX100」
*メーカー=ソニーマーケティング株式会社
*希望小売価格=オープン
*実売価格=46900円(Kakaku.com 1-6位の価格 1月3日現在)
*発売日=2012/06/15
付属品
本体、説明書、バッテリ、ACアダプタ、USBケーブル、ショルダーストラップ用アダプタ*2、ストラップ
電池は容量1950mAhのNP-BX1、静止画で約330枚/約165分・動画で80分の撮影ができる。ACアダプタは海外でも使用できるAC100-240V仕様で出力は1.5Aで満充電には115分かかる。
充電は本体にUSBケーブルを介して充電するので、複数のバッテリー持ち1個充電器で充電しといて使うと言う方法が使えなくなったがUSB充電中でもカメラは使用できるので、市販のUSBモバイルバッテリーをつないで撮影を続ける事ができる。(ちなみに、専用バッテリーNP-BX1は1950mAhで約5000円だが、同じ価格帯のソニーの1.5A出力モバイルバッテリーCP-F1LSAVPは4480mAhもあるので2回分充電できる。)
PowerShot S90からの乗り換えですが、本体を手に持った感じ気持ち重たくなったかな程度(S90は198gからRX100は240g)、ボディーはグリップや滑り止めが無いので滑って落としそう(S90も同じだったので違和感は感じない)、ストラップは必須。
良かった点
・ボケがスゴイ
さすがに1インチセンサーを搭載しているだけの事はあります。コンパクトデジカメでここまでされると半端な一眼レフを買う気になれません。
・7.4倍の全画素超解像ズームが予想以上に綺麗
超解像ズームって言ってもデジタルズームと変わらない荒い映像になるのだろうと思っていましたが予想に反して綺麗に撮れました。さすがにデジタルズーム+超解像ズームの14倍では映像が荒くなりますがどちらも今までのデジタルズームとは別次元の美しさ、普通に鑑賞するなら問題ないレベル。
・Dレンジオプティマイザー
今まで逆光時などブラケット撮影で合成するHDR撮影をしてましたが、HDR撮影では露出の違う画像を合成するため三脚固定かつ動かない被写体でしか使えませんでした。しかしDレンジオプティマイザーはHDRほど効果は無いものの1回の撮影で白とびや黒つぶれの無い映像が得られるので手持ちで動く被写体でも撮影が可能。機能的には1枚のRAW画像からHDRするのと同等だと思われるがわざわざRAWで撮影しなくても効果が得られるのが便利で良いです。
・夜暗でも綺麗に撮影できる。
もともとF1.8の明るいレンズで暗い場面の撮影は強いが、プレミアムオートで撮影すると自動で重ね合わせ連写と全画素超解像技術でノイズの少ないISO12800-256000相当の撮影ができる。(連写しているので動く被写体には向かない)
手持ち:プレミアルオートでオリオン座を撮影
三脚:プレミアルオートでオリオン座撮影
悪かった点
・オート撮影時のオートフォーカス
初心者なのでおまかせオートやプレミアムおまかせオートを良く使いますが、オートフォーカスの設定で中央重点にできず勝手にフォーカス対象を決められユーザーの思い通りになりません。0.13秒の高速オートフォーカスでも目的の物にピントが合わなかったら無意味なので常に同じ条件で撮影できる中央重点の方が安心して使える気がします。
・フォーカスの調整がわかりにくい
マニュアルフォーカスやDMF(AF後に手動で調整するモード)の調整時に映像は拡大表示されるがフォーカス調整範囲が数値やグラフなどで表示されないので今のフォーカス位置が一切わからない。同じ条件で撮影したい場合などに困る事がある。
・電子水準器の精度が低い。
電子水準器は無いよりあった方が良いのだが、精度が低く手持ちで少し傾けたくらいでは0度のままです。小さめの気泡水準器と同等の精度はあるだろうが、せっかくなら高精度/低精度の切り替えがあれば良かったと思う。
※下の写真は電子水準器が水平と判断する下限と上限で撮影した物。被写体までの距離50mmでズレが5mmなので約5.7度角度がズレても水平と判断される。
リンク
>ソニーマーケティング株式会社
http://www.sony.jp/
>製品情報
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100/