家の模様替えでデスクトップパソコン2台がルーターから遠くなるのに伴い無線LAN化しました。
プラネックスの無線LANシンプルコンバーターFFP-PKC03は、親機と一緒に導入する事で既存の有線LANの一部分をワイヤレス化できる、普通はUSBの無線LAN子機を導入するのが一般的だが有線LANはあるけどUSBの無いテレビなどを無線化するのに適する製品。
*メーカー=プラネックスコミュニケーションズ株式会社
*商品名(親機)=FFP-PKA03(Wi-Fi無線LANアクセスポイント MZK-SA300N2の簡易パッケージ版)
*商品名(子機)=FFP-PKC03(Wi-Fi無線LANシンプルコンバータ MZK-SC300N2の簡易パッケージ版)
*希望小売価格=4000円(MZK-SA300N2/MZK-SC300N2 それぞれ)
*販売価格=2156円(Amazon.co.jp 1/3現在)
*大きさ=W75 * D65.5 * H28.8
*発売日=2011年4月
付属品
親機FFP-PKA03:本体・説明書・LANコード(1m)・ACアダプタ(1.5m)
子機FFP-PKC03:本体・説明書・LANコード(1m)・ACアダプタ(1.5m)
左側面:リセットボタンと親機側はセキュリティー切り替えスイッチ、子機側はスイッチ未使用
外観はラベルが少し違うだけでほぼ同じ
概要
まず、現状は下記の図1になるが、ここに無線LANを導入する場合は図2のように親機1台とUSB形の子機2台買うのが一般的だが、これだと親機の設定と子機2台の設定しなければならないし追加で増設する時も子機が必要になります。
そこで図3のように今のネットワーク環境のまま一部だけ無線LAN化できるのが本製品、この方法なら既に有線LANでネットにつながっているPC3・PC4にドライバーやLANの設定する事なく無線LANの親機と子機だけセットアップするだけだし、増設する場合も有線LANと同じくHUBを入れるだけ。
図1.現状
図2.一般的な無線LANの増設
図3.今回の増設
セットアップ
親機の設定は既存のネットワークにLANコードをつなげて電源を入れて2分ほど起動するのを待つだけ。
子機の方はまず親機とのペアリング、子機の電源を入れて2分ほど待ち起動したら親機のWPSボタンを3秒ほど押し、その後2分以内に子機のWPSボタンを3秒ほど押すとWPSランプがついてペアリングが行われランプが消えたら完了、一度電源コードを外したあとパソコンとLANケーブルを接続しサイド電源を入れ2分ほど待ち起動すれば完了です。
通信速度
パソコン2台をこの無線LANを挟んで接続してSSDのベンチマークしてみました。測定環境は直線距離5mですが木造で隣の部屋なので壁が1枚ある状態です。
親機側から子機側(ダウンロード)と子機側から親機側(アップロード)の両方試しましたがスコアは大差はありません、他社製のEEE802.11nの300Mbps無線LANと同程度の性能。体感的にはUSB2.0のHDDの半分程度の速度でした。
感想
WPSボタンで接続できややこしいセキュリティー設定などがいらずに簡単にできました。また既存の有線LANとPCの設定も無くLANケーブルをつなぎ変えただけ。
通信速度もインターネットの閲覧では支障にならないレベル、有線ギガビット接続(実測100MB/s)のローカルネットワーク側では大きなファイルをコピーすると遅さを感じるが、小さなファイルのコピーやLANプリンターでの印刷では特にストレスは感じない。
リンク
>プラネックスコミュニケーションズ株式会社
http://www.planex.co.jp/
>製品情報(親機:MZK-SA300N2/FFP-PKA03)
http://www.planex.co.jp/productx/ffp-pka03/
>製品情報(コンバータ:MZK-SC300N2/FFP-PKC03)
http://www.planex.co.jp/productx/ffp-pkc03/